2021年3月21日 (日)

やりました

まだ続く年度末モード(汗)

あの書類〜この申請書〜みたいな・・・。

ま、しゃーないな。

さて、前回お知らせした「実用旧暦プレ講座」3月14日に実施しました。

旧暦初心者の方向けの、基本講座みたいな感じ。

Img_1295

武漢ウィルス感染防止のためにリモートでやったんですが、

これがね、会場のWiFiが状態あまり良くなくてチョイチョイ途切れる。

講師の方の顔が突然フリーーーズみたいな(笑)

いや、笑いごっちゃない。大変でしたわ。

改善要望出しとこ・・・。

Img_1294

少人数でしたが、次につながる有意義な講座でした。

すでに「旧暦カレンダー」をお使いいただいてる方、僕たちが「広報おおい」に連載してるコラムから興味を持って参加いただいた方など、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

これからも楽しく、旧暦カレンダーを実用して参りましょう!

☾ ☾ ☾ ☾ ☾

前々回のブログに書いた、旧暦カレンダーの最終ページに載ってる「新・旧暦での季節のズレ」のグラフについて、簡単な見方って?というご質問がありまして、簡単に説明(笑)

分かりやすので昨年のグラフを参照↓

2020

一番上の黄色い欄が新暦(現在のカレンダー)」です。

その下に2019〜2021の、3年分の旧暦による季節の移り変わりがグラフになってます。

中段の「2020」を見てください。

旧暦の春(緑の部分)が左に寄ってます(季節前倒し)。

新暦の1月に旧暦の一月が食い込んでます。

こういう年は

「おー、暖冬で春が早く来るなー、雪ないなー」となります。

で、春が早いので当然夏も早く来るわけで。夏も左寄り(前倒し)になってます。

昨年は旧暦も閏年で、四月が2回ありました。四月→閏四月。

なので夏が例年より長くなって残暑気味と。

ここで旧暦五月の位置を見ると、新暦7月の後半までかかってるので

「こりゃ梅雨が長引くなー」

夏が長いので秋と冬は右寄り(後ろ倒し)」になって、旧暦の真冬である十一月(霜月)が新暦の次の年の1月にかかっちゃってます。

「あらま、下手すると大雪やなー」

という感じ。

下段の今年(2021年)を見ると、春は少し遅れ気味〜今年後半にかけて平年へ向かう、という感じです。

最近は温暖化の影響で揺れることもありますが、7割ぐらいは天候・季節が読めます。

自然を見てると(感じてると)旧暦の方がぴったり来ることが分かります。

先が読めたら便利〜。

ちなみに次の閏年は2023年二月。お楽しみに。

今日は旧暦二月(如月)九日、春真っ盛りですね。

さ、年度末もうひと頑張り(^^)/~~~

2021年3月 8日 (月)

こんなんやります!

気がついたら日が過ぎとる。

年やな・・・。

唐突ですが、こんなんやります!

2103

実際旧暦ってどうなん?っていう初めての方向けの講座です。

チャイナウィルスのせいでリモート講座になるので、色々準備中。

「プレ」講座っていうのは、来年度から本格的にシリーズ化するためのプロローグみたいな位置付けです。

本当は今年度はじめから進めるつもりだったんですが、チャイナのバカタレのおかげで1年ずれ込んでしまった。

シバいたろか!

言うぐらいただやわな。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

え〜、計画はですね、来年度は旧暦の節供に合わせて、旧暦講座や星空観察会、旧暦の年越しとか進めていく予定です。

(一社)南太平洋協会のみなさん、NPO森んこなどと協力して楽しい旧暦体験ができるように、みなさんに便利に使っていただけるように、頑張りますわ。

結構春っぽくなってきました。花粉飛んどるみたいやな。鼻水が・・・。

やっぱ年度末バタバタや。

また次回。

2021年2月24日 (水)

フキノトウ食った

えらい日にちが空いてしまった。

いわゆる「年度末モード」突入ですわ。

なんやかんやと面倒臭い、毎年やけどね(^^;)

❊ ❊ ❊ ❊ ❊

先日念願のフキノトウが出ました。

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ごま和えにしてショーチューを引っかける。

これを食べるとがきたな〜と思います。なんとも言えない苦味と春の香り、たまりませんなー。

家の庭先とかに結構出るんで、しばらく楽しめます。

フキの葉っぱが出ると、うちの場合はその葉っぱでフキの葉おにぎりにして食します。

こんな感じ↓

Fuki_onigiri_5026s

メチャ簡単で美味くってね、葉っぱが出たらレシピ載せますわ。

春は山菜ですな。

❊ ❊ ❊ ❊ ❊

さて、暖かくなってきたので、NPO森んこのOISAKOで春あそびとお餅つき。

造成中のビオトープは今こんな感じ。

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虫や水棲生物がよってきそうないい感じの水辺ができつつあります。

カワニナを増やしてやればホタルも飛ぶはず。がんばろう。

❊ ❊ ❊ ❊ ❊

12日が旧暦正月なので、ちょっとお祝いも兼ねて、寄ってたかって餅をつく!

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子どもたちもけっこう上手につくんですわ(笑)

できたてのお餅を、きな粉餅にしたりぜんざいにしたり、美味しくいただきました。

と、言っても僕は甘いものが苦手なんで、ぜんざいは食べんかったけどね(^◇^;)。

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梅の花も咲いて

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桃はまだこんな風。背景でボケてるのは桜並木です。

本格的な春が待ち遠しい。花見のことやけどね・・・(そっちかぃ!)

☾ ☾ ☾ ☾ ☾

今回は旧暦カレンダーの最後のページに載ってるものを少々。

Zure2021

こんなグラフみたいのがあります。

今のカレンダー(新暦)に対して旧暦の季節をプロットしてあります。

上段が昨年、中段が今年、下段が来年です。これで3年分の季節の移り変わり、ズレを知ることができます。

昨年、2020年はうるう年で「閏四月」が入り、例年より夏が長くなってるのが分かります。

早めに暑くなり、長い夏から秋・冬が後ろへズレ込んで、旧暦の真冬にあたる十一月が新暦の1月に掛かっちゃってます。

なので「2020〜2021年の冬は大雪傾向やなー」と読めるわけです。

実際その通りになりましたわな。

で、今年は見ての通り春・夏は若干遅れ気味、秋・冬で平年っぽくなる、というところ。

来年2022年は平年並み〜季節前倒し気味と流れて、2023年の春はまた暖冬傾向で雪は少ない、と読んでます。これひとつでこれだけ分かります。便利でしょ

今の新暦(太陽カレンダー)ではこれができないんですわ。

興味のある方はおおい町の「道の駅うみんぴあ」「道の駅名田庄」でお買い求めください。

ではまた次回(^^)/~~~

2021年2月12日 (金)

新春

あけましておめでとうございます(旧暦)

Dwellon_img02 丑年です(笑)

新しい春です。本年もよろしくお願いいたします。

本日は旧暦一月一日、元日です。

春の始まりですね。実際なんとなく春めいてきてます。

梅はまだ咲いてませんし、フキノトウはまだ出てませんが、やはり旧暦は季節にぴったりですね。

まだ寒い日は来るでしょうが、旧暦二月の本格的な春に向けて進んでいきます。

✿ ✿ ✿ ✿ ✿

さて、季節について。

テレビのニュースやなんかで「暦の上では」って言うてることがあります。

あれは新暦の二十四節気のことですわな。今だと〈立春〉ですね。

「暦の上では立春、もう春ですが…」と言う感じで。

でも、立春や啓蟄、立夏などの二十四節気は新暦(太陽暦)を24で割っただけで、太陽のカレンダー上に並んでます。

これでは季節はわからないんです。

四季は月の運行の影響が大きいんですね。

なんでかって?

お日様はもちろん大事です。お日様から光と熱をもらって地球は成り立ってます。

と言ってもお日様は遠〜い。光の速度でも8分かかります。

たった今太陽が消えて亡くなっても、僕たちが気付くのは8分後、と言うわけです。

で、地球のすぐ近くに、小さいとはいえ「月」があります。

Gf01a201307260200

この天体の、引力その他の影響を受けないわけがないんで、お月さん大事(笑)

なので古来から「月」の運行を基準にして、太陽の影響も考慮に入れた「太陰太陽暦」が使われてきた、と言うわけです。

月のカレンダーの季節に対して、太陽暦の二十四節気がどこに入ってくるかで季節を読んでます。

〈立春〉が旧暦の春の季節に入ったら暖冬で雪はなし、と言う具合に。去年がちょうどそうでしたね。暖冬でほとんど雪が降りませんでした。

ちなみに今冬は〈立春〉が旧暦の冬の季節に入ってたので寒い冬でした。

❋ ❋ ❋ ❋ ❋

で、理屈を考えだすと例の

チンプンカンプンがやってくるので、

細け〜ことはいいです。

よくお話しするんですが、例えばこんなこと↓

▶︎山菜取りでタラノメが採れたどー! →→→ 旧暦カレンダーのその日に印。すると次の年もその次の年も、旧暦の同じ頃に出てきます。新暦に印しても年間11日ずつズレていくので使い物にならない。

▶︎僕は男性なんでわかりませんが、女性のみなさん「月のもの(生理)」がありますね。これも来た日(なった日?わからん)! →→→ 旧暦カレンダーのその日に印。すると毎月旧暦の同じ頃にいらっしゃるでしょう。今のカレンダーでは毎月少しづつズレていってるはずです。僕は男性なんでわかりませんが(^^;)。

▶︎ゴールデンウィークが旧暦の春に入ってたら「春のクリアランスセール」、夏の季節に入ってれば「夏の先取りバーゲン」の傾向。

▶︎新しいブーツが欲しいけどいつ出るかな〜? →→→ 旧暦の八月(中秋)が新暦のいつ頃になるかみてみる。

▶︎毎月カレンダーの左側の欄に〈旬のもの〉が載ってるので、スーパーなんかにいくと、美味しいものが安く売ってたり。

↑なんて風に便利に使えます。

旧暦は最初に『理解』しようとすると頭の中がパニクるので理解は後でいいです(笑)

単に「カレンダー」として使い始めると、

あ、これメッチャ便利や〜んヽ(´▽`)/

てなるので、「暮らしのツール」としてオススメです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

まぁ、なんだ、僕も最初にチンプンカンプンになった口なんで、考えるのは後にして、まずは使ってみてください。

旧暦カレンダー

Kyureki_calendar2021_1

宣伝みたいやな…。いや、宣伝です(^^;)

あ、定価2,000円(税別)なり。

他の市販カレンダー(新暦)と比べると割高ですが、情報満載!「使える」カレンダーです。

また使い方を解説していきますわ。

フキノトウ、はよでんかな…。

2021年2月 1日 (月)

まちづくりと味噌づくり

一昨日の1月30日土曜日は、おおい町の若州一滴文庫であった「おおいまちづくり塾」に参加。

Photo

福井大学非常勤講師である江川先生の講座のあとワークショップ。先生の講義内容を聞いてると

「これ、ワシらがやっとることやん」

て思って、ワークのときも割とスラスラ書けました。もちろん旧暦のこと。今まで旧暦を使う中で体験したこと、おおい町内に旧暦を広めて便利に使いたいこと等々。

で、先生が「どなたか発表をお願いします」というとこで目が合ってしまった(笑)

じゃ、折角やからとワークで書いた内容を発表させていただきました。

結果的に「旧暦」の売り込み 紹介になってしまった、ワッハッハ。

興味を持っていただいた方々もおられてよかったですわ。

まちが楽しく豊かになるようにがんばろう。

日曜日はNPO森んこのコミュニティーハウス「よざえもん」で味噌づくりをしました。

と言ってもメインは我々森んこのシェフ、料理名人の京子姐さん。

僕は孫を連れて行ったんで〈見てるだけ~♪〉。孫はがんばって手伝ってました。面白かったんやろな。

Niso_1182

炊き上がった大豆のみなさん。いい香りがします。

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それを袋に入れてワシワシと潰していきます。

ちなみにボトルを持って潰してるのが孫です。

コーラのボトルでやろうとしたので

「やめてくれ!ブッシュ〜なるやろ( *`ω´)」

などと言いながら丹念に進める。

Niso_1202

麹と塩とに丁寧に混ぜ込んでいきます。

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それを丸めて桶の中に「これでもか!」と叩きつけます。

空気が入らないようにですが、ストレス解消にもなって一石二鳥(笑)。

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これで仕上がり。あとはできるだけ空気が入らないように袋の口を閉じて寝かせます。

秋には美味しい味噌の出来上がりという寸法です。

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手伝った孫も満足。

京子姐さんの味噌汁はめっちゃ美味いんですわ。楽しみ。

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僕はもっぱら薪ストーブの世話をしてました。火の暖かさはたまりませんね。

自宅ではファンヒーターを使ってるんですが、壊れたら石油ストーブに替えようと思ってます。ファンヒーターの前は石油ストーブだったんですが、やっぱりこっちがええなと。

電気がいらないので停電しても大丈夫。実際停電時の灯りにもなってましたしね。上に水を入れたヤカンを乗せておけば湿度も調整できるし、お餅を焼いたりメザシを焼いたり、何より遠赤外線の暖かさは格別です。

今日は旧暦の十二月二十日、冬の季節もあと十日です。

僕たちの若狭地方は寒さも少し緩んできて、ボチボチと春に向かってる感じ。

今年の春、新暦2月12日はもう直ぐです。

2021年1月29日 (金)

田舎ネタ

昨日は僕も参加してる「NPO法人 森林楽校・森んこ」ミーティングでした。

福井県から以前よりお世話になってるアドバイザーの方がみえて、NPOの現状や今後についてアドバイスいただきました。

今はチャイナウィルスのせいで動けないんで、今後の計画をいろいろと練ってるところです。

Oisako20210128_1

あ、森んこについては右のリンクから飛んでみてください→→→

「NPO法人 森林楽校・森んこ」と、現在力を入れている「OISAKO夢充集楽プロジェクト」の二つのサイトをリンクしてます。日々の活動については「OISAKO〜」の方をご覧ください。

「夢充集楽」の元は「無住集落」です(笑)

おおい町名田庄納田終の「老左近(おいさこ)」という、誰も住まなくなった集落跡地を借り受けて活動してます。誰も住まない集落から「夢を充たす、人が集って楽しむ場」という意味で「夢充集楽」としています。

今やってるのはビオトープ造り。その中の「ダ・ヴィンチの橋」が今日の福井新聞に載りました。

Da_vinci_bridge

ビオトープの途中経過はこんな感じ。春になって草が生えて、虫やカエルなんかが賑わってくるんでしょうな〜。楽しみ。

Oisako20210129_2

ここは元々家があったんですが、それもなくなり、残骸が残ってました。それに台風の影響かなんかで地下水脈が変わったみたいで、敷地に水が湧き出してえらい湿地になってたんです。

「ん?これ使えるんちゃうん!」ということで整理してビオトープに変身中。箱庭みたいで楽しいですわ。

リーフレットも貼っとこうかね。

Oisako_leaf20210129

そして完成予想イラストも。

Oisako_map_20210129

「100年続く里山」を目指してやってますわ、ワッハッハ!

「死んどるっちゅうねん!」

・・・失礼しました。そのぐらいのつもりでやってます(^^;)

“コミュニティーハウスよざえもん”で、よざえもんカフェもやってます。

コロナのせいで春まで休業ですが・ぜひお越し下さい。

「野鹿バーガー」が美味いのよ。鹿肉をカツにしてカレー風味のソースでガブリ!の大満足。お試しあれ。

ちなみに場所は「道の駅 名田庄」から車で約4分、野鹿の滝への道中です。

Googleマップにも載ってたな。あったかくなったらお越し下さい。

さて、今日は旧暦師走の十七日。満月ですな。

冬の季節はあと2週間ほど、フキノトウが待ち遠しいですわ。好物なんで。

チャイナウィルスのせいで予定がダダ狂いですが、春に向けてがんばりましょう。

2021年1月25日 (月)

昔あそび

一昨日の23日土曜日、地元おおい町の本郷公民館で「文化少年団」の活動に参加してきました。

今回は「旧暦正月となつかしの遊び体験」ということで、NPO法人 森んこのメンバーとして講師(笑)してきました。自己紹介のあと、旧暦と旧暦のお正月について簡単にお話し。

今年の旧暦元日は2月12日やで」とか

今のカレンダーと旧暦のカレンダーは大体1ヶ月ぐらいずれます」みたいな話。

想像つくと思いますけど、みんなの頭の上は「???」状態。ワッハッハ。

ま、また旧暦講座とか勉強会やるんで興味あったらきてみてね(^^)。

そのあと昔のあそび。

Bunka_1

凧を作ったんですよ。

自分の好きな絵を描いてな〜っていうたらタコタコ焼き描いた子がおったな…。正直でよろしい。

Bunka_2

Bunka_3

福笑いとか、懐かしいなー。

生憎の雨で凧揚げは出来んかったけど、みんな嬉しそうに公民館の広い部屋で練習してました。

あとオリジナルカラーのコマでコマ回し。面白かったですわ。

では、前回言うてた「季節」の話。

今のカレンダーでは3・4・5月6・7・8月9・10・11月12・1・2月、みたいな感覚ですわね。

旧暦では1・2・3月4・5・6月7・8・9月10・11・12月となります。

で、旧暦の方が今のカレンダーより大体1ヶ月ほど後ろへズレます。

そうすると旧暦の元日が新暦の2月に入ってきて、例えば2月の半ばごろならなんとなく春めいてくる感じですわな。

年賀状に「新春」とか「初春」などと書くのは、この旧暦の名残りです。

今のお正月は冬の最中で全然春らしくないのは皆さんご存知の通り。

今年の春は、旧暦カレンダーを見てみましょう。

Kyureki_calendar2021_3

以前にも書きましたが、旧暦の元日が新暦の2月12日になるのでこのころからですね。

この辺りから春めいてくると思います。

実際に春らしくなるのは旧暦の「中春」である二月(如月)に入る新暦3月13日あたりからでしょう。昨年と比べると春の入りは遅れる予想。

今年は季節が後ろ倒し気味で進んでいくので、夏の入りもちょっと遅れるかな。

そうそう、旧暦の五月(皐月)が梅雨の時期になるので、新暦と照らし合わせるとその年の梅雨の傾向が分かりますよ。

昨年は「閏年」で四月が2回あり、よって五月が後ろへズレ込んだので7月後半までグズグズとした天気でしたね。

今年の旧暦五月新暦の6月10日から7月9日まで。去年よりはグズつかない予想です。多分(笑)

今のカレンダーは1年365日、旧暦は1年354日、なので新暦と旧暦では年間11日ずつずれていきます。季節も同様にずれていきます。

旧暦は季節に合わせて作られたカレンダーなので、旧暦を見ていれば季節を先読みできます。

思い出しました。

去年は夏が長くて秋以降が後ろへズレ込んだ。

多分そのせいでしょうか、いつもはお彼岸に咲く彼岸花が

「いつまで咲いとんねん」状態になってましたな。

自然は正直。

2021年1月21日 (木)

旧暦カレンダー

唐突ですが、「旧暦カレンダー」というものがありまして、僕はデザイン屋なのでその制作を10年以上担当させていただいてます。

そのおかげで旧暦を楽しんで使う状況になったんですけどね。

これは「森林楽校・森んこ」というNPO法人で活動していく中で、縁があってお世話になってます。発行は(一社)南太平洋協会という太平洋島嶼国との交流やボランティア活動をしている団体で、旧暦の普及にも尽力しておられます。

詳細はこちらへ→http://www.aspa-osaka.com/

経緯はまたおいおいね。

このカレンダーは旧暦(太陰太陽暦)をベースにしたカレンダーで、今のカレンダーとは見た目が違います。

の各季節が季節ごとに1ぺーじに収まり、自分が今、季節のどのあたりにいるのかがひと目でわかります。

こんな感じ。表紙と、

Kyureki_calendar2021_1_2

春のページ。

Kyureki_calendar2021_3

では前回言うてた「閏(うるう)年」の話。

「閏年は1ヶ月増える」ってなんじゃそりゃ?ってなるんで、その辺はあとに置いといて、「どう便利やねん、どう言う風に見るんや?」と言うところを。

今回の冬が大雪になって、それが前から分かってたのはなんでや?というのは昨年が閏年で、四月が「閏月」になってもう一回「閏四月」として繰り返された。

旧暦では四、五、六月が夏の季節なんで昨年は夏が長かった。こんな風に。

Kyureki_calendar2020_4

上記の春のページと比べていただくと、夏が1ヶ月増えてます。

こんな年は大体次の冬が大雪傾向になると思ってください。

2017〜2018年の冬も同じような大雪になりましたが、2017年が閏年で五月に閏が入り、やっぱり夏が長くなってたんです。

ちなみに次は2023年は旧暦二月に閏が入り春が長くなります。1年が13ヶ月になるんですね。

なので2023〜2024年の冬は大雪傾向と予想できます。

閏年は1ヶ月増えるので、閏月からあとの季節が後ろへずれ込みます。

こんな年は雪傾向で寒い冬になっちゃいます。

なんでかっていうのはチンプンカンプンになるので、また改めてまとめますわ。

そうそう、旧暦では一・二・三月が、四・五・六月が、七・八・九月が、十・十一・十二月がの季節になります。

今のカレンダーだと12・1・2月が冬、3・4・5月が春みたいな感じですわな。

今のカレンダーと旧暦ではだいたい1ヶ月ぐらい旧暦が遅れるんで、季節感は旧暦の方がピッタリくるんですわ。その話はまた次回。

なんかまだブログに慣れんな…。ま、これもおいおいね。

2021年1月18日 (月)

はじめます(笑)

さて、以前から開設しようかなーと思っていたブログのスタートです。

10年以上前から「旧暦」を使い始めて、すごく便利なことを実感してます。

今、僕たちが使っているカレンダー、「新暦」と呼びますが、我国でおよそ1300年にわたって使われてきた「暦」に対して新しいから「新暦」と言われているだけです。

今のカレンダーと旧暦はそもそも作りが違います。別物です。

今のカレンダーは「太陽暦」で太陽の運行を基準に組まれています。

そして旧暦は「太陰太陽暦」であり、月の運行を基準に太陽も考慮に入れた作りになっています。

なので今のカレンダーの感覚で「旧暦」を見るとチンプンカンプン(笑)

入り口からつまづいちゃうわけです。

今のカレンダーは昔に気候の温暖な地中海地方で作られた「グレゴリオ暦」なので、あんまり四季のことなんざ考えてないんですわ。

四季がハッキリした日本では、今のカレンダーでは季節がチンプンカンプン。

今年の春は寒いだの、冬なのに雪が降らん!とかいうことになるんです。

でも旧暦を使ってると季節の移り変わりはきちんとわかります。

ちなみに前回の冬(2019〜2020年)に雪がなく暖冬だったのも、今回の冬(2020〜2021年)が大雪傾向なのも前からわかってました。便利でしょ。

次の大雪傾向は2023〜2024年の冬になると思います。

なんでかって?

これは旧暦の閏年が関係してます。

旧暦の「閏年」は2年もしくは3年に1回、1年が13ヶ月になります。

今のカレンダーだと4年に1回2月が1日増えるだけですよね。

旧暦は閏の場合「閏月」といって1ヶ月増えるんです。

この辺りを見ても作りが違うことがわかります。

そろそろチンプンカンプンになってきましたか?(笑)

あまり難しいことは後にして、ザックリとユーザーの観点からツラツラと旧暦を紹介していきたいと思ってます。

お日様(太陽)はもちろんですが、僕たちの地球のすぐお隣にある「月」の影響を受けないわけがないんで、月を基準にしたほうが合理的、自然だと感じてます。

今回の冬は今のカレンダーの2月11日まで、今年の春は旧暦元日である2月12日からですが、実際には旧暦2月(如月)に入る3月13日ごろから春らしくなると思います。意識してみてください。

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